
クリヤマグローバルチャレンジで、可能性を世界へ
-まずは今担当されているお仕事を教えてください。
KOAの財務諸表を作成する仕事をしています。日本では連結決算という、グループ各社の表をまとめてクリヤマホールディングスとしての財務諸表を作る仕事をしていたのですが、今はその中のアメリカだけをピックアップしたものを作成しています。
社内はクレジットチームとアカウンティングチーム、それぞれ6~7人体制で、私はアカウンティングチームに所属しています。チーム内では私1人、上司と合わせても日本人は2人しかいません。

-着任したきっかけを教えていただけますか。
クリヤマグローバルチャレンジ制度(※)を利用しました。簡単に言うと、海外で働きたい人やチャレンジしたい人を社内で募集し、選考のうえ決定される制度です。連結決算の業務をする中で海外の数字にも興味が出てきて、日本でただ報告される数字を扱うだけでなく、現地でその背景やプロセスを見てみたいと思い応募しました。
(※「クリヤマグローバルチャレンジ(KGC)プロジェクト」
海外拠点で現地勤務を経験し、国際感覚や語学力を磨きながら能力向上を目指すクリヤマグループの海外派遣制度。働き方改革や健康経営の推進、オフィス環境の整備など、従業員の成長と働きやすさをサポートする取り組み。)
-応募しようと思った具体的なポイントはあったのですか?
例えば2023年度のクリヤマホールディングスの売り上げは約716億円ですが、そのうち約390億円が北米グループによるものです。売り上げの半分を占めるほど重要な北米事業とはどんなものなのか、その実態を知りたいと思いました。クリヤマグローバルチャレンジを通じてキャリアをステップアップさせ、会社へさらに貢献していきたいという思いを伝えたところ採用をいただき、今年5月に着任が実現しました。
違いを力に、海外だからこその学びと成長
-着任して良かったことや、業務にどんな影響があったか教えてください。
グループ全体の財務諸表が完成するまでに、各子会社がどのように数字を管理し、報告を経て統合されていくのか。その下流から上流までの流れを把握できたことで自分の業務理解がさらに深まりました。日本では、報告されてくる最終的な数字を見ることしかなかったので、現地でそのプロセスを知れたことはとても良かったです。
また、今は有価証券報告書の作成プロセスの効率化に取り組んでいます。日本では必要資料をアメリカに依頼する立場でしたが、今は現地の経理チームと直接話してプロセスを確認できるので、課題や改善点も見つけやすいです。

-働き方やチームのカルチャーで日本との違いを感じるところはありますか。
アメリカは基本的にとてもフレンドリーな雰囲気ですが、仕事においては、個人の能力や成果がしっかり問われる環境です。良い点としては、各自のタスクや役割が明確に分担されているので、それをきちんと遂行すれば自分のやりたい仕事にも自由に取り組めることだと思います。一方で、日本では部署やチームを超えたつながりが豊富にあり、それがクリヤマの強みでもあったと感じています。そのような連携は、逆にこちらにもう少し取り入れていけば、より業務の幅が広がり効率化にも繋がるのではないかと思っています。
-業務で難しいと感じたポイントと、その工夫について教えてください。
一番の壁はやはり言葉です。スピードが速い会話についていけないこともありますが、メールやドキュメントを活用してコミュニケーションを取れる場面も多く、思ったよりは安心して取り組めています。実際の業務面では、財務諸表に使用するアメリカの会計基準を日本基準にアレンジする作業が難しいと感じます。アメリカの会計基準をまず理解することが前提になるため、日々勉強を重ねながら対応しています。
石井さんが描く未来のキャリア、そして挑戦者へのエールとは

-今後やっていきたい仕事はありますか。
クリヤマグローバルチャレンジ制度を利用してこの機会をいただいているので、アメリカの会計基準や財務指標をしっかり理解し、クリヤマホールディングスに還元することが自分の使命だと思っています。その方法を今模索しているところです。それは会社からの期待でもあり、私個人のテーマでもあるので、楽しみながらチャレンジしていきたいです。
-海外で働くこと、またKOAの魅力をどのように伝えますか?
一言で言えば「自由」です。ただそこには自己責任も伴います。先ほど申したように、与えられたタスクはきっちりこなす必要がありますが、それ以外は自分の裁量で自由に取り組むことができます。自己成長をどう組み立てるかも自分次第です。
また、現在クリヤマホールディングスのCEOが掲げる「Be Active with Smile」という方針にあるように、アクティブに行動したい人にとってはとても魅力的な職場です!積極的にチャレンジする人がのびのびと活躍できる会社だと思うので、ぜひやりたいことを伝えてみてください。